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不動産売却時のリノベーションがおすすめではない理由とは?

カテゴリ:不動産コラム

不動産売却時のリノベーションがおすすめではない理由とは?

不動産を売却する際に、リノベーションを済ませておくと家の資産価値はアップするのでしょうか?
また、リフォーム工事とはどのような点が違うのか、不動産売却時に押さえておきたいポイントです。
今回の記事では、リノベーションにクローズアップして解説しているので、不動産の売却を検討中の方は参考にしてください。

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不動産売却時に実施されるリノベーションとは

リノベーションとは、スケルトン工事を伴うような間取りを大きく変える大規模な工事を指しており、新たな機能をくわえて付加価値を高めるためにおこなわれます。
一方でリフォームとは、クロス、水回りなどの部分的な修繕工事をして建物の復元をおこなう、規模の小さな工事です。
リフォームとの違いについては、明確な定義はなく、一般的には工事の規模によって言葉を使い分けています。

不動産売却前のリノベーションで資産価値は高くなるのか

結論から述べますと、リノベーション済みだからという理由だけで、不動産の資産価値が高くなるわけではありません。
売主側から見れば、リノベーションに掛かった費用の分だけ高く物件を売却できるように感じられます。
しかし、買主側から見て「付加価値の高い工事」と判断できなければ、資産価値には直結しにくいため注意しましょう。
また、駅や繁華街から近いほど不動産の価値が高くなるので、アクセス環境の悪い立地にあるリノベーション物件より、最寄り駅から数分の中古物件のほうが資産価値的には魅力があります。

不動産売却時にリノベーションすると損をする可能性がある

元々の中古住宅の価格に工事費を上乗せて物件を売却する形になるので、どうしても売却価格が一般的な中古物件よりも高くなってしまうため、工事をおすすめしません。
おすすめしない理由として、売れ残るリスクが高く、買主から値引き交渉を要求されてしまった場合に、工事費用を回収できずに大損する危険があるからです。
なぜこのようなリスクがあるか述べますと、中古物件をお求めになる方の多くが、できるだけ安く住宅を購入したいと考えているため、売却価格の高いリノベーション物件は売れ行きが悪い傾向にあります。

損をせずに中古物件を売却する方法とは

損をせずに中古物件を処分するには、高額な費用が掛かるリノベーションをおこなわずに、現状のままで不動産を売りに出すことがポイントです。
参考事例として、ハウスクリーニングや、経年劣化が目立つクロスなどの貼り替えをおこなうという方法もあります。
また、内覧時にお部屋が少しでも見栄えするように、不要な荷物を処分してモデルルームのようなお住まいに演出するだけでも、物件の売れ行きは変わります。

まとめ

中古物件の資産価値はリノベーションの有無ではなく、建物がどのような場所に建っているかという立地条件により決まります。
駅や繁華街から離れている、需要の薄い中古物件をリノベーションすると、売主の経済的な負担が増えるだけで工事費を回収できない可能性が高いため注意してください。
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