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20坪の間取りの家の広さはどれくらい?家を広く建てる方法と費用相場、コストを抑える4つのポイントを紹介!

不動産コラム

20坪〜40坪の土地に建築できる家の広さとは?おすすめの間取りをご紹介

「20坪の家の広さはどれくらいだろう?」

「コストを抑えて家を建てたいけど20坪の広さの場合はいくらになる?」


一般的な家の大きさと比較すると、20坪の家は多少狭いイメージがありますが、実際どれくらいの広さなのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、家を建築する際、気になるのは費用。20坪の間取りの家の場合、どれくらいの建築費になるのでしょうか。

この記事では20坪の家の広さの目安と、20坪でも家を広く建てる方法、費用相場を紹介します。

最後には家の費用を抑える4つのポイントも解説するので、予算内で理想の間取りを実現する参考にしてください。


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20坪の間取りの家の広さはどれくらい?

20坪の間取りの家の広さはどれくらいなのでしょうか?ここでは広さの目安について紹介します。


20坪の広さは約66平米

20坪の広さは約66平米です。1坪は約3.3㎡であるため、「20坪×3.3㎡=66㎡」と計算することができます。66㎡は、駐車場スペースが5台分(1台当たり12.5㎡計算)であったり、畳40枚ほどの広さです。


賃貸の場合は2LDK~3LDKサイズ

20坪を賃貸物件に例えると、2LDKから3LDKほどの広さです。以下の画像は、実際に入居者を募集している賃貸物件の間取り図です。双方の広さは異なりますが、おおよそ66㎡未満でも2LDKと3LDKの間取りになっていることがわかります。



20坪の家に適した家族構成

20坪の家に適した家族構成を国土交通省が公表している「住生活基本計画における居住面積水準」で確認してみると、家族の人数は2人〜3人が理想です。




単身

2人家族

3人家族

4人家族

最低居住面積水準

25㎡

30㎡

【30㎡】

40㎡

【35㎡】

50㎡

【45㎡】

誘導居住面積水準

都心部居住型

40㎡

55㎡

【55㎡】

75㎡

【65㎡】

95㎡

【85㎡】

一般型

55㎡

75㎡

【75㎡】

100㎡

【87.5㎡】

125㎡

【112.5㎡】

※【】内は、3~5歳児が1名いる場合


20坪(66㎡)であれば、多少窮屈になったとしても4人家族でも生活することができます。しかし住みやすさを考慮すると、誘導居住面積水準をベースに考えた方が良いとされています。都心などで暮らす場合、20坪であれば2人または3人が理想とされています。


20坪の家を建築するための土地の広さは

20坪の家を建築するための土地の広さは、平屋の場合は110㎡〜165㎡前後、2階建ての場合は66㎡~100㎡ほど必要です。もちろん土地の形状や大きさ、場所などによって異なります。

建物を建築する際、建ぺい率と容積率を考慮した土地の広さを確保しなければいけません。建ぺい率とは、敷地面積に対して建築できる建築面積(おおよそ1階部分の面積)の割合のことで、一般的には40%〜60%が多いです。

すなわち、20坪の平屋を建築する場合、66㎡÷40%=165㎡の土地が必要ということになります。

また容積率は、敷地面積に対して建築できる延床面積(1階部分と2階部分の面積の合計)の割合のことを指します。容積率はおおよそ80%〜200%が一般的です。

建ぺい率と容積率は土地の場所によって異なります。管理は自治体が行っておりますので、行政のホームページで確認しましょう。


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20坪の間取りでも広く建てる方法

20坪の間取りの家は2人〜3人が理想とされておりますが、少しでも広く建てて4人家族などでも住みたいと考える方もいらっしゃることでしょう。ここでは20坪の間取りでも広く建てる方法を3点紹介します。


・廊下部分を減らす

・吹き抜け天井を施工する

・ロフトを有効活用する


ひとつずつ確認してみましょう。


廊下部分を減らす

廊下部分を極力減らすことで、各部屋を広くすることができるため20坪の間取りでも十分暮らしやすい家になります。

例えば66㎡の中にある5㎡分の廊下を無くせば、リビングや洋室を広くすることができます。廊下部分も建物の面積に含まれますが、普段生活する場所ではないため、極力小さい面積にすることで広い部屋にすることが可能です。


吹き抜け天井を施工する

吹き抜け天井にすることで、開放感のある部屋になるため、部屋が広く感じます。一般的な家の天井の高さは2.2m〜2.4mほどですが、吹き抜け天井にすれば、4m〜5mほどになるため、圧迫感を感じることが少なくなります。

そのため、多少狭いリビングであっても、十分暮らしやすくなるでしょう。さらに天窓や大開口の窓を合わせて施工することで、光も取り入れられる明るい間取りにすることも可能です。


ロフトを有効活用する

ロフトは延べ床面積に含まれないため、有効活用すれば部屋を広く取ることができます。もちろん延床面積に算入されないためには天井の高さが1.4メートル以下で真下のフロア面積の1/2以下に設計しなければなりません。

しかし、各部屋のクローゼットの代わりにロフトを収納スペースとすることで、クローゼット部分の面積を部屋にすることができます。

とはいえロフトの階段を上り下りするのが面倒と感じる方も多いため、全部屋ではなく1ヶ所ほどに取り入れる方が良いでしょう。


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20坪の間取りの家の費用相場はどれくらい?

20坪の間取りの家の費用相場はどれくらいが平均なのでしょうか。ここでは全国平均の費用相場と内訳について紹介します。


全国平均で1,900万円ほど

20坪の家の総額目安は、全国で約1,900万円〜2,800万円です。住宅金融支援機構のフラット35利用者集計を確認すると、住宅取得費用は以下の表の通りになります。



全国平均建築費

平均住宅面積

1坪当たりの価格

20坪に換算した場合

注文住宅

3,715.2万円

122.8㎡(37.2坪)

99.8万円

1,997万円

土地付注文住宅

4,694.8万円

(土地代含む)

111.5㎡(33.8坪)

138.9万円

2,778万円

建売住宅

3,719.0万円(土地代含む)

101.9㎡(30.8坪)

120.7万円

2,415万円

参考:2022年度集計表:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)


全国平均から算出すると、既に土地を所有している方が20坪の間取りの家を建築する場合、2,000万円ほどの費用となります。一方土地を所有していない方は、2,400万円〜2,800万円近い費用がかかります。

もちろん施工会社や建築する場所、都心部や地方などによってコストは異なります。上記の表の価格は目安として認識しておきましょう。


建物本体の工事費

本体工事には仮設工事費用、躯体工事費、基礎工事費用、建具工事、内装工事、空調工事、断熱材など、さまざまな費用が含まれます。

建物の本体工事は、木造や鉄筋コンクリート造など、構造によってコストが大幅に異なります。一般的には木造が最も安く、次に鉄骨造、鉄筋コンクリート造の順でコストが高くなります。

鉄筋コンクリート造となると、木造の2倍近い本体工事費となるケースが多いため、少しでもコストを抑えたい方は木造住宅がおすすめです。


付帯工事

付帯工事とは、外構工事費や地盤改良費用、給排水引き込み工事などが含まれます。外構工事はこだわると400万円や500万円近い価格となりますが、抑えれば100万円を切ることも多いです。

また地盤改良費用は必ず掛かる費用ではありません。地盤が固ければ地盤改良する必要がなくなり、約100万円近いコストを抑えることもできます。

給排水引き込み工事は前面道路に埋設されている給排水管から自宅へ引き込む距離によってコストが変動します。当然ながら、距離が長くなるほど必要な配管が増えるため、費用も高くなります。


諸費用

建物を建築するうえで、本体工事と付帯工事の他に諸費用もかかります。諸費用とは税金や登記費用、各種申請費用や水道加入金などが含まれます。一般的な住宅であれば、50万円〜100万円ほどの費用です。


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20坪の間取りの家の費用を抑える4つのポイント

ここでは20坪の間取りの家の費用を抑える4つのポイントを紹介します。

・複雑な形状にしない
・高い住宅設備を選ばない
・水回りをまとめる
・地盤が固いエリアに立てる

少しでもコストを抑えたいという方は、一つずつ確認しておきましょう。

複雑な形状にしない
建物の形状を複雑にしないことが、コストを抑えるポイントの一つです。建物の形状を複雑にすると、その分必要な外壁材が増えたり、構造躯体を変更しなければいけないため、コストが割高になります。

そのため、一般的には正方形や長方形で凹凸が少ない形状の建物の建築費が安いとされています。また、1階と2階の形が同じ総2階にすることで、材料の無駄を無くすことができ、コスト安にもつながります。

高い住宅設備を選ばない
キッチンやお風呂などの住宅設備をハイグレードにしないことも費用を抑えるポイントです。メーカーによって異なりますが、キッチン一つで100万円近い価格差が生じる商品も多いです。

もちろんハイグレードな住宅設備は、使い勝手が良かったりもするため、主婦層からの人気が高いですが、本当に使い続ける機能があるのかも確認すべきポイントです。

またサッシや床材などでもコストが変動します。建築会社の担当者と十分相談しながら決めるようにしましょう。

水回りをまとめる
水回り設備を家の中の1ヵ所にまとめると、工事費が安くなります。お風呂やトイレ、洗面所などを1ヶ所にまとめることで、配管工事のコストを抑えることができます。

また2階などに水回り設備を配置すると、水圧が必要となるため、通常の水道管の管径(13㎜)では水圧が足りない可能性も高まります。その場合は管径を20㎜に変更しなければいけず、施工費用や水道加入金(水道局に支払う手数料)が高くなります。

そのため、水回り設備は1階の1ヶ所にまとめることでコストを抑えることにつながります。

地盤が固いエリアに立てる
地盤が固いエリアに建築できれば、地盤改良工事費用を抑えることができます。軟弱な地盤に家を建築するとなると、地盤改良工事は必須です。

地盤の固さは、建築会社などに依頼し、地盤調査を行ってもらうしかありません。一般的には3万円〜10万円ほどの費用がかかりますが、地盤改良工事費用と比べれば安いため、気になった土地があれば調査してもらいましょう。

20坪の間取りのまとめ

20坪の間取りの広さは66㎡となり、賃貸物件で例えると2LDK〜3LDKほどです。もちろん建物によって異なるため一概には言えないものの、国土交通省では2人〜3人が居住するのに理想の広さであると公表しています。

また、20坪の間取りの家であれば、おおよそ1,900万円〜2,800万円ほどとなりますが、建築する場所や施工会社によって異なります。

少しでもコストを抑えたい方は、シンプルな形状で、水回りなどを集約した間取りを検討すると良いでしょう。


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