家を売却したい!任意売却とは?流れや注意点を解説
家を購入する際には想定していなかったアクシデントで、マイホームの売却を検討しているかたも多くいるでしょう。
特に、新型コロナウイルスの影響で収入が激減したり、仕事を失ったりすることは、誰もが予想しえなかった事態です。
今回は、住宅ローンの返済が残った状態で家を売却したいときの方法の1つ、「任意売却」について解説していきます。
家を任意売却する流れ・競売・公売との違いとは?
任意売却(略称:任売)とは、なんらかの事情で住宅ローンの支払いが困難(半年以上滞納)になった場合、住宅ローンが残ってしまった物件を、融資を受けた金融機関の合意のもと売却する方法です。
任意売却の他に、「競売」「公売」と呼ばれる方法があります。
まず競売とは、住宅ローンが滞納した際に担保となっている家を裁判所が差し押さえ、強制的に売却することです。
任意売却との大きな違いは強制力があるかどうかです。
たとえば、任意売却では、受け渡し日の日程などを自分で決められますが、競売はそれができません。
また、任意売却では市場価格に近い売却金額になることが多いのに対し、競売は裁判所にその決定権があり市場価格のおよそ7割程度の売却金額になるとされています。
つづいて公売とは、滞納された税金を回収するために役所が不動産を売りに出すことです。
競売と同じように強制力があり、落札される価格も相場の7割程度になります。
これらのことから競売や公売という形になる前に、任意売却について検討することが大切です。
任意売却の流れは以下のとおりです。
●不動産会社へ相談
●融資を受けた金融機関に、住宅ローンの残高証明を送付してもらう
●不動産会社へより具体的な(滞納状況や引っ越し希望時期など)相談・物件の査定
●査定結果をもとに、不動産会社と契約を結ぶ
●任意売却の手続き開始
●金融機関から許可がおり次第、物件の販売開始
●購入者の選定・売買契約の締結
●引っ越し・引き渡し
すべての手順が終了するまでに、2~5か月ほどかかります。
家を任意売却する際の注意点とは?
任意売却は、競売や公売に比べると高い売却価格がつけられますが、それでも相場価格よりはやや安値になってしまいます。
また、任意売却をしていても長い間物件が売れない場合は競売を申し立てられる可能性もあるため、油断は禁物です。
さらに、任意売却には半年以上のローン滞納が条件になるため任意売却をする段階で、すでに個人信用情報に傷がついている(ブラックリストに載っている)状態となります。
そうなると、およそ5年間は大きなローンが組めなくなるので注意しましょう。
まとめ
任意売却には専門的な知識が必要です。
また、任意売却の顧客を狙った悪徳な業者も多くあるため、任意売却に強く、かつ信頼できる専門家に相談しながら進めていくことをおすすめします。
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