家を売りたいと思っても、築年数が古いから売れないかもしれないと悩んでいませんか？
何をもって古いと考えるかは、人によって異なります。
そこで今回は、築30年の家をモデルケースとして価値があるのかどうかをご紹介します。
また、売却しやすい条件や築古の家を売却する方法もお伝えするので、参考になさってください。
築30年の家は売却できる？価値はあるのか
家の価値は「耐用年数」が経過するとともに下がっていく傾向にあります。
木造で22年、鉄骨鉄筋コンクリート造で47年が耐用年数とされています。
一戸建ての場合は木造が多いので20年を過ぎると建物の価値はほとんどありません。
ただ、土地には耐用年数がないので土地の価値は変わりません。
また築30年以上の家は、新耐震基準に適していない可能性があります。
耐震基準は1981年から新基準になっており、それ以前に建てられた家は耐震性能が低いのです。
そして自然災害や劣化によって隣家との境界にズレが生じている可能性があり、境界線が曖昧だとトラブルが発生する恐れもあります。
築30年の家を売却しやすくする条件
売却しやすい条件は一戸建てとマンションで異なります。
一戸建ての場合、土地と建物をセットで売却することが多いので四角い形をした土地だと売りやすくなります。
ただし、再建築不可の土地はリフォームもできないので四角い土地であっても売りにくくなるでしょう。
一戸建ての建物はリノベーションしやすい間取りが人気なので、複雑なものよりシンプルな間取りが好まれます。
マンションの場合は耐用年数が47年あるので、立地条件が良ければさほど問題なく売却が可能です。
定期的にメンテナンスやリフォームをおこなっている物件であれば、さらに高評価となるでしょう。
また、大規模修繕工事が終わっていると資産価値が上がる傾向にあるので売りやすい条件となります。
築30年の家を売却する方法
築30年の家を売却するには、古家付き土地として販売する方法があります。
その理由は、リノベーションを目的とする人や土地だけを希望する人など、幅広い需要に対応できるからです。
また、売却の前にインスペクションをしておくことをおすすめします。
専門業者がおこなう家の調査のことで、購入希望者に「この家には問題がなかった」ということを伝えられます。
もし修繕すべき点があれば、その際にリフォームなどをおこなうと良好な状態で売却ができるでしょう。
まとめ
築30年の一戸建ては耐用年数から考えて、建物自体に価値はなくなっています。
しかし、売却しやすい条件を整えれば築30年であっても売ることが可能です。
購入者が魅力を感じる物件になるように、インスペクションやリフォームについても検討してみましょう。
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