一戸建て住宅の購入を検討していると、玄関や室内のドアを引き戸にするか、開き戸にするか悩む方も多いのではないでしょうか。
引き戸というと古い住宅のイメージがあるかもしれませんが、実は近年引き戸が再注目されています。
そこで今回は一戸建て住宅の購入を検討されている方に向けて、玄関や室内のドアを引き戸にするメリット・デメリットについてご紹介します。
一戸建て住宅の玄関ドアを引き戸にするメリット・デメリット
玄関のドアを引き戸にすることで、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット①玄関ポーチを広く使える
左右に扉を動かすことで開く引き戸は、扉が前後に開くスペースを必要とする開き戸よりも、玄関のスペースを広く使えます。
デッドスペースを省くことにつながり、広々とした玄関ポーチが実現可能です。
メリット②荷物の出し入れに便利
間口が広く、ドアを開きっぱなしにできる引き戸は荷物の出し入れにストレスがかかりません。
とくに雨の日の買い物や小さいお子さまが寝てしまったときなど、引き戸のメリットが最大限に生かされます。
メリット③開け閉めがしやすく出入りも安心
引き戸がゆっくり閉まるように調整されているソフトクローズのドアでは、小さなお子さまや高齢者の方でも指や体を挟む心配がありません。
デメリット
玄関のドアを引き戸にするデメリットとして、開き戸よりも選べるデザインが少ないという点が挙げられます。
また開き戸と比較すると気密性が低く、住宅全体の断熱性を考えると見劣りしてしまうという点もデメリットの1つです。
一戸建て住宅の室内ドアを引き戸にするメリット・デメリット
室内ドアを引き戸にすることで、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
引き戸では扉の開閉速度を調節しやすいため、指を挟むなどの事故リスクが低い点がメリットの1つです。
さらに、開放幅を自由に調節できる点から、住宅内での換気がしやすい特徴をもっています。
デメリット
室内に引き戸を設けるときには、戸を引き込むスペースが必要になるため、壁の面積を使用することになります。
戸を引き込むスペースは壁として使用できず、インターフォンなどの設置ができないほかに、外観を損ねるケースもあるため注意が必要です。
また気密性が低いことで遮音性がさがり、間取りによっては生活に支障が出てしまうケースもあるでしょう。
まとめ
今回は一戸建て住宅の購入を検討されている方に向けて、玄関や室内のドアを引き戸にするメリット・デメリットについてご紹介しました。
メリット・デメリットを理解したうえで、引き戸を採用するかどうか検討してみてください。
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